品質保証部 技術職(Eさん 2001年入社)

自分の判断にも疑問を持ち、必要なら再確認を実施する。

西菱電機エンジニアリングへの入社を決めた理由は?
就職活動をしていたときに、西菱電機エンジニアリングは大学のOBが採用されている会社であることを知り、興味を持って会社訪問したのがきっかけです。学生時代は電気電子工学科に在籍しており、情報処理にも興味があったため可能な限り独学で学んでいたのですが、西菱電機エンジニアリングでは一部製品の検査測定を自動化していて自社内にてプログラムを作成しているということで、電気電子・情報処理両方の知識を活かすことができると考え入社を決めました。


今振り返ってみて、入社1年目の印象深い出来事は?
無線機の検査に携わったことです。目視検査から電気検査まで1日10~15台 総数1,400台行いました。気温60度から-20度の状況でも正常に作動するかどうかを恒温槽という試験室の中へ実際に入って環境試験をしたり、24時間継続して使用できるかどうかの連続試験を行いました。耐久試験での厳しい検査方法を学ぶことができ、良い経験になりました。公共分野で使用されている無線機を取り扱っているだけあって、品質検査の範囲は広く様々な事態を想定した試験やシミュレーションが行われていることに驚きましたね。


現在の仕事内容を教えて下さい
公共分野のユーザーからの要求仕様に基づき設計・製造された製品の検査業務を主に行っています。塗装・メッキ等の外観検査、装置の作動内容を確認する機能検査、RF送信性能または受信性能などの電気的性能検査を実施し、仕様書通りの製品として問題ないことを確認する仕事です。また、機能・電気的性能に不良がある場合や修理品対応の場合は故障箇所の特定・修理後の検査などを行います。


仕事の魅力・やりがいを教えて下さい
開発製品の試作に携わったとき、最初は思うように作動しなかったものが、改善を繰り返すことで製品としての動作が完成していく様子を見ているときにやりがいを感じます。
開発製品の試作機を作る段階では、品質管理(製品評価)という立場で携るのですが、試作機であるがゆえにいろんな問題があります。ある不具合を直すと他が動かなくなることもあり、何度も試行錯誤を繰り返します。不具合部分を洗い出し、一つ一つ解決して世に送り出せるものが作り出せたときに達成感を感じますね。ある意味、もの作りの醍醐味でもありますね。


これまでで一番苦労したエピソードは?(そこから学んだことは?)
同じ製品なのに複数のユーザーがあり、それぞれで規格が異なる部分があったことや、短納期であるのに図面が大まかであったことに苦労した経験があります。それまであまり得意ではありませんでしたが、自分自身で関係する部門へ足を運び聞きまわって物事を調整することができるようになりました。


仕事をしていて「成長したな」と感じることは?
自動測定プログラムを作る際に、自分自身や社内で使う場合だけではなく一般ユーザーが使えるような作り方を考えるようになりました。使い手の立場になり使い手のニーズに応えて改善することができるようになりました。


仕事に対するこだわりや大切にしていることは?
製品の品質を決定する最後の砦となる部署ですので、誤った判断を是正してくれる部署が他にはありません。そのまま製品を出荷するとお客様からの信頼を失うことに直結します。自分の判断にも疑問を持ち、必要なら再確認を実施する等、常に「西菱品質」を向上していくことを意識して業務に取り組んでいます。


将来の目標を教えて下さい
今は出荷前の検査業務に集中して携わっているので、今後は品質管理の手法について勉強し、自社内の製品検査や品質保証の仕組み作りを更に強化していきたいと考えています。一般のお客様にも使っていただける魅力的で高品質の製品を提供できるようにしていきたいで
す。


学生のみなさんへのメッセージ
まずは幅広く様々な会社に触れることで視野を広げてみてください。あと、大切なのは自分自身が何をやりたいのか を真剣に考えることだと思います。西菱電機エンジニアリングは、取り扱っている製品の範囲も広く、設計から製造・品質保証まで一気通貫で取り組んでいる会社なので、幅広い経験・技術を吸収したい方にはマッチしていると思いますね。「もの作りに関わりたい!!」と強く思う方は、是非一度西菱電機エンジニアリングを訪問してみてくださいね。