営業・技術部 技術職(Cさん 2002年入社)

システムを使用されるお客様の目線で考えることを大切にしています。

西菱電機エンジニアリングへの入社を決めた理由は?
西菱電機エンジニアリングは高周波技術に強く無線通信機器を手がけている会社であり、当時専攻していた電波伝搬の知識が生かせると思い志望しました。また開発・設計から製造までを一貫して行い、お客様のニーズを商品化するという仕事に興味を持ったことも志望理由の1つです。


実際に入社してみてどういう印象を受けましたか?
小規模の会社であるにも関わらず弱電系のみではなく、分電盤等の強電系の分野も手がけるなど、多様な技術力に驚きました。また、大量生産を行う会社ではなく、少量生産型の企業であるため扱う製品も多く、製品ラインナップの多さに驚きました。


今振り返ってみて、印象深い出来事は?
市町村合併による防災無線システム変更設計の仕事で、既設装置のソフトウェアバージョンアップのため、現地で作業を行っていた時のこと、12時に行われる定時放送で使用される曲は予め決められていたのですが、間違って違う曲を放送してしまいました。
誤った放送が拡声スピーカーから出力され、市役所の方も作業場に慌てて訪れて騒然となりました。原因は現地デポさんが設置したケーブルの配線誤りであることが分かり、すぐに修正しました。お客様からは「こっちの曲(誤って流した曲)の方がいいかも。」と慰めのお言葉を頂きました。


現在の仕事内容を教えて下さい
市町村防災無線向けの製品の開発設計及び生産維持設計を担当しています。昨今本システムにおいては、災害の発生または他国からの武力行使に対し、住民に瞬時に防災情報を伝達する為の全国瞬時警報システム(J-ALERT)が導入されるなど、即時性が求められております。これらニーズにマッチした設計を心掛けています。


仕事の魅力・やりがいを教えて下さい
出張先などで実際に現地で行われているテスト放送を聞いたときに、自分が携わっているシステムが社会に役立っていることを実感できますし、やりがいや充実感を感じますね。


これまでで一番苦労したエピソードは?(そこから学んだことは?)
初めて行ったソフトウェア開発の仕事が苦労しました。それまで特にソフトウェア開発に携わったこともなく全くの初心者である上、先輩の指導が厳しく毎日怒られながらソフトウェアの製作を行っていました。逃げ出したくなるほどの辛い毎日でしたが、工事を完遂させた時は大きな達成感を得ることが出来ました。今となってはあの日々の努力が今の自分の仕事に活きていると思いますね。


西菱電機エンジニアリングの「いいところ」は?
ただ電気図面だけを書いていればよいということは無く、開発・設計から製造までを少人数で行っている企業なので、色々なことをしなければなりません。例えば、使いやすさやコストの面から仕様の細部をお客様へ提案することや、納期に間に合わせるために他部署の関係者と連携したスケジューリングをすること、お客様との価格交渉なども担当します。逆にいえばいろいろな仕事が出来る、というのが西菱電機エンジニアリングのいいところと感じています。


仕事に対するこだわりや大切にしていることは?
明記されていない仕様の決定に際しては、作り手側都合の仕様とならないよう、システムを使用されるお客様の目線で考えることを大切にしています。お客様のニーズに応えることができる付加価値の高い製品設計を常に心掛けていますね。


学生のみなさんへのメッセージ
何事にも一生懸命になって取り組むことが大切だと思います。失敗を恐れず頑張ってください。失敗を恐れず一生懸命頑張れば必ず周囲の方は見てくれていますし、困ったこと・相談したいことがあれば手を差し伸べてくれることもあるはずです。ですので、チャレンジすることを忘れず努力することを忘れなければ必ず結果はついてくるので、悔いのない学生生活を送ってほしいですね。